日本女性会議2009さかい閉会 2日目

2日目は朝9時から開会ですから、7時過ぎには武庫之荘駅をでて堺市に向かいました。

17もある分科会が同時開催ですから、1つしか選べないのはほんとうに残念。

それも申し込みをした7月の段階で第2志望までだしているものです。

「政策決定の場にもっと女性を」をテーマに、三重大学の政治学者 教授の岩本美佐子さん、東北大学の法学者で教授、辻村みよ子さん、そして前芦屋市長の弁護士北村春江さんが順に、研究や実践活動から政策決定の場にもっと女性が増えることが必要であると力説されました。

数を増やす、もちろん質もあげ、システムをつくる、そのために他国の例を研究する・・・

辻村さんの著書はもっていますが、また新しく発行されるときいた憲法についての本も読みたいと思いました。

全体会は、「ワークライフバランスはすてきな経済対策」と題した対談。

20091031_01.jpg元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長で、現在は資生堂の副社長である岩田喜美枝さんと、タレントで作家の遥洋子さんが、一人ひとりの社員のワークライフバランスに取り組むことで、会社のプラスになるということを岩田さんは資生堂の実例から、遥さんはご自身の生活と芸能界での活動から、ユーモアたっぷりに話されました。

会場には1000人、入れない人はロビーで画面をみるという大盛況でした。

閉会セレモニーをへて、来年の京都市から、若い世代とつながることをテーマにした大会をするとのPRが行われました。

 


20091031_02.jpg日本で初めて事務所が開かれた国際機関「ユニフェム」の活動や、緒方貞子さんやベアテシロタゴードンさんからのメッセージ展示などを見ながら帰りました。

4000人の参加であると聞きました。

私が各会場で、見た感じで言うと、男性は1割もおられなかったと思いますし、参加者の年代も50歳代以上が7割以上ではないでしょうか。

より若い世代や行政関係者以外の男性の参加が増えるように、きっと次回開催地も努力されることと思います。

堺は女性たちの力で、たくさんの企業の寄付や協賛があったそうです。

企画・資金集め、行政との協働などを、堺在住の女性たちが1年半の準備期間でやりとげされたことに敬意と感謝を。


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