稲村和美市長から市民のみなさまへのメッセージを発信されました

2020年12月18日(金) 尼崎市においても、クラスターの発生からの感染者を含む新規の陽性患者が多数確認されています。

稲村和美市長から市民のみなさまへのメッセージを発信されました。

(以下全文)

市長メッセージ/ 2020年12月18日

皆様には、新型コロナウイルス感染症対策にご協力、ご尽力いただきありがとうございます。

全国的に新型コロナウイルス感染症が拡大する中、本市市民においても今週1週間で84人の新規陽性患者が発生しており、このうち31人がクラスターに由来しています。

【尼崎市における感染状況の分析について】

https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/kenko/kansensyo/1020604.html?fbclid=IwAR36l-toiBXW39cuvQpKI6YhvWLNoiw5slCllCiCbm8ClM3LXzh_toMpevE

クラスターが発生すると新規陽性患者が多数にのぼり、不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは社会的影響の大きい施設で陽性患者が発生した場合、ただちに保健所が調査を行い、衛生研究所と連携して濃厚接触者等へ広くPCR検査を実施し、無症状の陽性患者も含め対応を徹底することで、感染が市中に広がらないように対策を講じている結果でもあります。市では、引き続き迅速な感染拡大防止の取り組みを徹底し、市民の皆様に安心していただけるよう、全力を尽くしてまいります。

一方で、こうした感染者が増加する局面において、新型コロナウイルス感染症に対する不安から、感染リスクがないとされている方に対してまで、施設利用拒否といった差別のほか、当事者に対する誹謗中傷などが行われてしまうことがありますが、こうした心ない差別は、決して許されることではありません。

とりわけ、医療従事者については、今まさに新型コロナウイルス感染症対策の最前線に立ち、使命感をもって職務にあたってくださっています。こうした医療従事者やその家族等が施設利用拒否等の差別を受けると、医療従事者に過大な心的ストレスを与えるとともに、離職にもつながりかねず、医療の確保が困難となってしまいます。懸念される医療崩壊を食い止めるためにも、皆様の協力のもと、医療従事者が安心して働ける環境づくりに取り組むことが必要です。

市では、不確かな情報に惑わされたり、いたずらに不安をあおったりすることなく、「確かな情報」を理解し広めることができるよう、「新型コロナウイルスを『正しく恐れる』ための基礎知識と事例集」を作成し、公表しています。皆様におかれましても、この「事例集」を通じて、正確な情報の理解や、新型コロナウイルスに立ち向かう方々への配慮に、ご協力をお願いいたします。

【新型コロナウイルスを「正しく恐れる」ための基礎知識と事例集】

https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/022/894/about_covid-19_version2.pdf?fbclid=IwAR10VaiCAm7R_lunFPzwKdj625oEmaYuEyj0XOpNh1xRHj8NA3iRiC5Qupc

クラスターを除く新規患者のうち、約半数の方に会食等の行動歴が確認されています。場所は市外が多く、近郊他都市、出張や旅行先のケースもあります。改めて、会食の際は少人数・短時間で感染予防対策を講じながら実施するなど、警戒度を高めていただくとともに、感染拡大地域への移動について慎重な対応をお願いします。また、会食以外の場面についても、新しい生活様式での感染予防行動にご協力をお願いします。

クラスターを除く新規患者数が爆発的に増えているという状況ではないものの、ハイリスクの方が多い施設でのクラスターの発生、高齢者の方がお亡くなりになるなど、厳しい状況が続いています。

皆様におかれましては、大切な人の命を守り、穏やかな年末年始を迎えることができるよう、引き続きのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

尼崎市新型コロナウイルス感染症対策本部長/尼崎市長 稲村 和美

https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/shisei/welcome_mayor/1020284.html?fbclid=IwAR2V52BYJWbU4-v0dO7UykbW0aKlSQ1IuKznW3F8nqnmyiM_i7ahNUCsQyw

*画像は12月8日第23回定例会で提案理由説明をする稲村和美市長です。
市議会中継録画から。


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