早朝から仙台市内の公共施設を二つ訪ねました。
子育てプラザのびすく仙台も、NPOが指定管理者。
女性センター・トレピエに指定管理制度が導入される7月の数週間前に、私はここを訪ねています。
開館時間の前から、建物の入り口に立って観ていましたが、9時半になると開館を待ちかねた親子が続々と入館。
一時保育を申し込む電話がひっきりなしにかかっていました。
画像、オレンジ色の小冊子、「地震に強いママになる!子育てファミリーのための地震防災ハンドブック」は、2007年に発行されています。
震災時、館内にいた親子の避難について、またその後の乳幼児の子育て真っ最中の母親たちのニーズや悩みについては、前もってヒアリングさせてもらっていましたので、お仕事の邪魔をしないように退出しました。
徒歩5分ほどの仙台市男女共同参画センター エルソーラ仙台に向かいました。
こちらも指定管理者制度が導入され、財団が管理運営をされています。
館長とお二人の課長に伺いました。
震災後の取組では、3月29日に「女性の悩み災害緊急ダイヤル」を開設し、日曜祝日以外の毎日、9時から15時30分、電話相談を行っています。
相談内容は
- ・シングルマザーの生活の困難、保育園児を避難所において仕事や仕事探しにいけない、生活資金も貯蓄もない
- ・夫婦関係・・・暴力が増えた、夫がイライラをぶつけてくる
- ・別居中で、生活費ももらってない。被災者生活再建支援制度がは世帯主が申請の条件である。
などなど
14日の日記にも書きましたが、「せんたくネット」の取組は画期的です。
市民、NPO、そして財団(指定管理者)が連携をして、いま、目の前で困っている人を助ける動きをする、洗濯物を避難所から預かってエルソーラにおき、そこへ「せんたくボランティア」さんが取りに来て、洗濯したものを、またエルソーラに持ってくる・・・という取組です。
サイトには「わたしのペースでゆっくりと 復興ポータルサイト」も開設されています。
さて、被災地の4日間の行程も終わり、仙台空港から帰途につきました。
工事中で、仮設のものも多い中、壁のメッセージが目をひきました。
まとめたり、報告書をつくったり、誰に何を発信していくか、どこにニーズを届けて行くかなど、考え実行していくつもりです。
また、見聞きしたことを尼崎市民の皆さんに伝えること、そしてわが町の防災や危機管理をしっかりと考えていく・・・取り組んでいきます。
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