園田女子学園大学のホールで開催された「近松応援団」の総会に参加しました。
平成元年に誕生したこの会は近松門左衛門ゆかりのまち尼崎で、作品鑑賞や近松作品を人形劇にして上演、園田学園女子大学近松研究所とも連携応援されて、市民のグループ、特に女性たちが真剣に、また楽しみながら活動を続けているすばらしい団体です。
詳しくはhttp://homepage2.nifty.com/chikamatsu-ouendan/ へ
総会には白井市長、園田女子学園大学の一村理事長、アルカイックホールやピッコロシアターからも参加され、人形劇部の新作「滋野井の子別れ」を鑑賞しました。
丹波から江戸へお越し入れの姫のごきげんをとろうとする乳母。
馬方の少年が持つ道中すごろくに興じ、いざ出発というとき、その馬方の少年こそ、産んで別れたわが子だと…。
乳母の驚き、しかし、再会を喜ぶよりも、姫君が馬方と乳きょうだいだとは決して言ってはならぬと主君への思いから少年を追い出し、少年は母の非情をなじる…
というくだりを、人形の扱い、衣装や小道具類などもみごとにつくり、演じられました。
キャンパス内のチャティーで会費1000円で開催された懇親会ではみなさん一言ずつ、近松とのかかわり、近松応援団との関係やエールが次々に披露され、また近松門左衛門や応援団ににちなんだクイズもあり、笑顔がたくさんの楽しい集いでした。
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いなむら和美さんの県政報告会
14時からすこやかプラザの多目的ホールで開催された兵庫県会議員 いなむら和美さんの報告会には須田の目視で70人くらいの方が参加されました。
兵庫県政の財政事情を、ご自身がこれから重点課題として取り組みたいことを中心に、ほんとうにわかりやすく、明快な弁舌で解説されました。
特に、尼崎市政と兵庫県政の共通課題として、県立病院の統合再編、県立西武庫公園の整備・維持管理のあり方、県道園田西武庫線の整備状況などについては、今まで入ってきた情報や考えが整理することができました。
また、白井市長の公約(マニュフェスト)を市民のみなさんが点検された結果のうち、まだ達成できていないもの理由や途中経過などを説明されました。
いなむらさんの活動には、大学生がインターンとしてよく参加されています。
ただ、県議について回って話を聞く、事務所で庶務をするという活動とは全く異なり、自分たちで動いて、住民の暮らしに密着した課題に取り組んで、それをまとめた成果物をつくっておられます。
自分たちがふだんキャンパス内では決して知ることのない街の別の「面」を、20歳前後の方たちが動いて学ぶという貴重な機会を、いなむらさんやその事務所スタッフのみなさんがつくっておられることに、私はいつも敬服しています。