今夜のNHKのクローズアップ現代が 「共働き社会が壊れる~女性の雇用危機~」をテーマとして、富士通総研経済研究所の主任研究員 渥美由喜(あつみなおき)さんがゲストだと言うので、絶対に観る、録画する・・・だったのに、すっかり忘れてしまって録画もできずに残念。
非正規やパートとして働く女性たちが解雇され、今までは、夫だけの収入で暮らし、子育ても成り立つといった方の再就職を希望する女性たちの増加、保育所の不足。事例をあげながら、渥美さんがわかりやすく解説をされたんだろうなと、ぶつぶつ。
昨秋に参加した六甲アイランドでのフォーラムで渥美さんのお話を聞きましたが、興味をもたれた方は、内閣府男女共同参画局のトップページ
http://www.gender.go.jp/
の右側 「共同参画」をクリックすると、月刊誌である「共同参画」最新号の4月号からバックナンバーで、<連載>「世界のワーク・ライフ・バランス事情」を、ぜひお読みください。
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)への取り組みについて、企業や労働組合からの依頼で研修の講師に行く私は、経営者や管理職のみなさんが国や県がそこまでいう、ワーク・ライフ・バランスに取り組もうというときの姿勢が、利益追求のためだけの手段だけではいよう願っていると伝えています。
せっかく縁あって出会った職場で、一人ひとりを大切にしてともに職業生活を充実させることが、結果、優秀な人材の確保や利益につながるのではないかと。
職場では会社のため、そして家族や家のために精根尽き果てるほど働き、家や地域ではただ、休息するのが精一杯で、すぐまた仕事へ・・・という生き方が、社会人の鏡のように評価され、男性には「企業戦士」という言葉さえありました。
第二次大戦後、先輩たちがそうして働いてくださったからこそ、発展した国となったことを感謝するとともに、今、だれもが家庭人、地域人として、充実した私生活をおくっていればこそ、その人の能力や個性が十分に職場で発揮されるという考え方に変えていこうというのも、ワーク・ライフ・バランスをめざす第一歩かと思っています。
写真は朝の大井戸公園の木立の中。
携帯電話で撮ったものですが、太陽からの影「陰影」もなかなかよく映るものだと、機能に感心しています。