被災地報告会をいっしょに開催した川中大輔さん(シチズンシップ共育企画代表)がファシリテーターを務めるワークショップ。
市民と市職員がいっしょにまちづくりを考える5回連続・・・
こんな魅力のある講座が行われるまちなんだと改めて感心しながら、参観させてもらいました。
私は、講座の企画者として、また講師として、そして参加者としての経験があります。
いま、市内各地で行われている、大人対象の無料の講座やセミナーが、企画に至る背景、企画の内容がはっきりとうちだされ、それを参加者は理解して集まっているか、講師と主催者と参加者の三者が意志疎通とれた講座運営か。
講師にお任せになってしまっていないか・・・
そして参加者に無料としているのは、なぜか。費用対効果はどうやってはかるのか、事業評価はどうしているのか。
生涯学習については、大変興味があります。
今回のワークショップには22人が参加され、女性が6人男性が16人。
22人中、7人が市職員でした。
少し硬い表情でまるく輪になって座った参加者の顔が、ファシリテーターによって、まず心の垣根みたいなものがはずれていき、顔がほぐれて、グループでは話がはずんでいて、そしてあっというまに90分。
終わったときは、旧知の仲のように、話をしておられました。
年代はやはり職員は20~50歳代と幅広いですが、市民の方は20代の方がおひとりで、あとは40歳代~60歳代。
20.30歳代の女性がおられなかったのは、意欲があったとしても、夜にでかけることが難しいという家庭の事情だと思います。
ともかく、ファシリテーター(学習援助者というよりももっと柔らかいイメージ)の力量です。
まちの課題をまず社会背景の過去、現在、未来についての考えを出し合う中で、現在のまちの課題や不満の素(もと)となっていることは、社会の変容と関係あることがわかってきました。
ポストイットに書いて、貼っての作業・・・慣れした親しんだ方も、そうでない方も、コミュニケーションをとりながらやっておられる様子は、これから具体的なまちの課題にはいるみなさんがどんなアイデアやビジョンを表現されるか期待するものでした。
途中からの参加もできるそうです。
つぎは10月12日「市民と市職員がともに考える連続ワークショップ」
画像は会場だった小田支所の廊下に貼ってあった年表。暗くてよく見えなかったので、また明るい時間にいってじっくり読みたいと思いました。