中小企業センターで開催された防災フォーラムに参加しました。
400人以上という参加人数の多さに驚きました。
市内各地の自主防災組織へのよびかけがされ、研修として参加している市職員、議員など。
この防災フォーラムについては、9月議会一般質問の中で、11月5日に制定された「津波防災の日」に合わせて急いでやらなくても、カウンターパート方式で気仙沼市に継続して支援を行っている尼崎市らしいものを・・・ということを私は言っていました。
が、震災7カ月がすぎたので、まとめとふりかえりと今後を展望する時期だということでしょう。
兵庫県内では、防災問題の第一人者の講演、市の取組を市職員と社協ボランティアセンターが発表、そして、市長、地域、NPOなどのパネリスト・・・
そもそも誰を対象に何の目的で行ったフォーラムなのかがよくわかりませんでした。
講義や発表では、データなど資料をみればわかることは極力省いて、調査、復興計画策定に参画された先生、救援・復旧う・支援活動に携わった本人の肉声がもっと入れ込まれていたら、参加者にわかりやすく伝わり、苦労をしている職員への共感や、今後の尼崎市の防災についての取組をみずから考える、そういうアクションにつながるものになったのではないかと思います。
パネルディスカッションといっても、ディスカッションはありませんでしたから、それなら発表者が個々に話す、リレートークとしたほうが聴くほうの頭は整理できたかもしれません。
さらに参加者アンケートもなく、どうやってこの事業の評価をするのでしょうか。
手話通訳者の方の紹介・慰労もなく、それもとても残念でした。
しかし、大人数のフォーラムでは、参加者すべてのニーズを満たすことはないわけで、この形式(有識者の講義、体験・事例発表、団体代表がならんでのトーク)の是非も問われることなく、無難な形式として、多くの場でフォーラムは開かれています。
質問に応えて、市長は要援護者の救援などについて、取組をすすめるとはっきりとおっしゃったことが、一番心に残りました。(画像はパネルディスカッション前の準備中)