朝刊には昨日発表された、尼崎市人事異動内示(係長級以上)に関する記事が大きく掲載されました。
女性の管理職が17. 9%に増加したこと、新設のシティプロモーション推進部長に女性が、また、市のブランド力向上へ、博報堂から非常勤特別職の顧問を迎えるなどが目玉です。
10時~、中央公民館竹谷分館で開催された王秀華さんのコンサートに行きました。
竹谷分館は藻川に近く、静かな界隈です。
驚いたのは、館長とスタッフのみなさんの、受講者(お客)へのホスピタリティです。
時間よりずいぶん早く着いた人は、整理券を渡され、待合室として別室に案内され、リハーサル中であることを説明されます。
そして、リバーサルが終わって、番号順に会場に入ります。
私は、女性センターの現場で、講座を企画・運営する立場と、講師として招かれる立場と、そして学ぶ側である参加者・受講者の立場ともに、1993年から2009年まで続けました。
だから、主催者(公民館の皆さん)と受講者、そして講師の三者ともが、よかった、充実した講座・セミナー・会だったと思うように、考えて工夫してきたつもりです。
今回のこの竹谷公民館はそれが完璧にできていました。
館長はずっと立ったまま、壁際前方で、講師と会場を常に視ておられました。
講座が始まると、主催者も受講者(お客)になりきってしまい、講師しかみていないことが多い中、始まる前から終わるまで常に気を配っておられました。
だから、適切な開講の挨拶、閉講の挨拶をされ、みなが気持ちよく時間を過ごし、講師もエンパワーしたと思える表情で会場を後にされました。
土曜日の午前中、40人定員を超える80人という受講者、昨年の好評からリクエストに応じての企画、それに応えた講師・・・
私は、初めていった館でこのように、場にいる人たちが調和して、居心地良く過ごせたことに感動しました。
帰りも、近くの宮内公園に案内してくださったボランティアガイドの方や出屋敷リベルで会話したお店の方など、ほんとうにいい方たちに出会えました。
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大阪・天満橋のドーンセンター(大阪府立青少年・男女共同参画センター)で舞台「光をあつめて」を観賞しました。
大阪が生んだ日本の女性写真家のパイオニア・山沢栄子をモデルにしたオリジナル作品をプロの劇団の方たちが演じられます。
今日の19時からの回に、白井文前尼崎市長がゲスト出演されました。
尼崎界隈からも、白井応援団?がそろって観劇しました。
戦前に渡米し、写真を学んできた女性が、開店した心斎橋そごう内にスタジオを持つ。
尼崎市役所を設計した村野藤吾がそごうも設計していたり、また戦時中の疎開先では、山本安英のポートレイトを撮ったりと、史実通りのドラマです。
白井市長は、そのなかで、スタジオに撮影を依頼しにくる客を、本人として演じられました。
つまり、この主人公から、写す前のインタビューとして、
「これまでの人生でもっとも辛かったこと、苦しかったこと」
「これまでの人生でもっともうれしかったこと」について答えられました。
前者はJR福知山線事故とアスベスト禍は、命を喪った方々やそのご家族の無念を痛切に感じられたこと
後者は適切な時期にふさわしい後継者にバトンをつなぎたいと就任時から思っていたが、その思い通りに改革のバトンを託すことができた、という答えでした。
「待ってました!」「あやさ~ん」という掛け声もあり、お花もたくさん届いておられ、いつもと違ったヘアメイクで、アドリブもでて、俳優デビューもなかなかのものでした。