動物愛護センターと老人福祉工場

「緑のかけはし」で市内視察。

西昆陽(にしこや)の動物愛護センター

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尼崎市動物愛護センター兵庫県動物愛護センターが同じ場所に設置されています。

県のセンターは尼崎市以外の阪神地域(芦屋市・伊丹市・宝塚市・川西市・猪名川町)と丹有地域(三田市・丹波市・篠山市)を管轄しています。

通報などにより保護された犬(放浪犬と呼ばれています。今では野良犬と呼ばないようです)や猫と、飼えないので引き取ってほしいと、連れてこられた犬や猫。

飼い主を慰留し、それでもどうしても飼うことができない場合、飼い主が亡くなられ、身近に飼う方が見つからない場合など、引き取っているそうです。

今回は、「動物愛護」を行政はどのようにするべきだろうか、との視点での視察をしました。

どちらのセンターも、丁寧に説明、案内されました。

飼えないと連れてこられた犬も、スペースがあるかぎりは施設内にとどめて、新しい飼い主との出会いにつながるようにされている市のセンターの檻にいた犬や猫。

飼い主、繁殖や販売業者の意識、無理な飼育や小型犬、子犬を好む傾向がとても強いころ、それに応じて、繁殖・販売業者が無理な改良や飼育などをしていることなどを職員の方と語り合いながら、人間がなぜペットを必要とするかなど自問する機会にもなりました。

譲り受けることができる動物もふくめて、動物とのふれあいができるふれあい館は月曜、年末年始以外の10時30分~11時30分、13時30分~14時40分です。

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続いて、尼崎市シルバー人材センターが指定管理者として運営する老人福祉工場―東難波の第1工場、久々知の第3工場に伺いました。

60歳以上の「高齢者の持つ知識と経験を生かし、生きがいと所得の確保を兼ねた生きがい就労の場を提供する」ところと事前に聞き、市内の公共施設などでも働いておられる方々のお顔をも思い浮かべながら視察に行きました。

手さげの紙袋や、弁当箱におかずを入れるときのアルミのカップなどを、黙々とつくっておられます。

また、自転車の修理やリサイクルした自転車の販売も。

生きがいが目的であること、ここで働くことを希望する方は増えているので振り分ける必要もあること、また、外注する企業が減っていること、さまざまな要因で労働の報酬は大変安いものと理解しました。

指定管理者であるシルバー人材センターのコーディネート力や人間関係力、営業力ももっと求められていくものでしょう。

内閣府の調査、平成21年度高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査結果(概要版)によると、60歳代から80歳代以上を対象に、「現在、どの程度生きがいを感じていますか」の問いに、平均78.9パーセントが十分、多少感じているという答。

女性より男性がやや多いという結果でした。

「生きがいを感じるときはどのようなときか」の最も多い答えは、男性は「仕事」、女性は「家族との団らん」・・・

年代別や都市規模別などとても興味深い結果です。


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