4月から再就職した一人の女性からとてもうれしいメールをもらいました。
「・・(略)勤務はとても楽しいです。勤務時間も場所も考慮してもらい・・(略)・・わが子をかわいいと思える余裕がでてきました」
専業主婦で、24時間子どものことだけを考えていればいいのは、幸せでうらやましい・・・そういわれた時、では、なぜ、こんなにもしんどいのだろう、かわいいんだけどかわいいと思えないときがあり、またそういう自分を母親として失格ではないかと責め、自分自身も子育ても、どんな将来をつくりたいのかということも見えなくなっている・・・そんな時期がありました。
再就職後も、仕事と子育てや家事、子育てしながら雇われて働くということで、悩み(時間が足りないとか、職場に迷惑をかけているなど)はありましたが、それでも子どもがかわいいと思えないとまで思うことはもうありませんでした。
子育ても立派な社会参加と言われても、専業主婦である母親が孤独感、閉塞感に悩む状況は20年前も今も変わっていない。
女性センターで出会った乳幼児の子育て真っ最中の女性たちの思いに共感しながら、女性が主体的にライフプランニングをして、たとえば仕事と子育てをうまくバランスをとりながら社会参加をしていく方策とは・・・?
それを考えるのも、今、務めている文部科学省の委員の仕事のひとつです。