兵庫県立大学の神戸学園都市キャンパスで開かれたは票大会の分科会に発表者として参加しました。
2008年の7月にこの自治学会のグループ研究応援事業の助成をうけて、市民と行政の協働のあり方研究会で岡山理科大の金川幸司教授に講義をしていただいたことから、今年の大会での報告をする必要があったのです。
指定管理者のNPOが運営するひとつの「公の施設」で、指定管理期間開始から2期目の途中まで所長であった者としての発表で、現在はNPOとも女性センターの運営とも関係していないことを最初にお話しいたしました。
6つの分科会に30のグループの発表があり、私が参加した、第3分科会は「協働・地域づくり」がテーマで、私のほかは、農山漁村への移住促進や若者流出防止策、若者との協働による高齢者学習支援のあり方、地域通貨ネットワークによる地域課題解決への広がりなど、丹波、但馬、神戸からの発表でした。
兵庫自治学会は、兵庫県職員、市町職員、学識者、個人、NPO職員など約1000人が参加しています。
午前中は、 三菱UFJ証券(株)参与 チーフエコノミスト 水野和夫さんの講演
「海と陸のたたかい~成長がすべてを解決する時代」の終焉~」を聴きました。
「世界史は陸の国に対する海の国のたたかい、海の国に対する陸の国の戦いの歴史である」というドイツのカール・シュミットが1942年に記した言葉から、16世紀の陸の国(スペイン)に対する海の国(英国)の戦い、21世紀は、海の国(米国)に対する陸の句に(EU ロシア 中国)のたたかい・・・ということから、引き込まれるお話でした。
さて、日本のこれからは?国内はゼロ成長を前提として、どのように豊かに生きられるか。
中間層が増える東アジア、「アジア共同体」の一員として、日本がもっている「サービス」の資質を「輸出」することの可能性などを日常、考えることもなかった視点から、経済を考えました。