全国女性会館協議会の第53回全国大会が午後からはじまります。
朝は、広島県、香川県、大阪、静岡の友人と会場のもりおか女性センター近くの中津川、盛岡城跡を散策しました。
北上川の支流である中津川は太平洋から200キロの旅をしてのぼってきている鮭をたくさんみることができました。
体は傷だらけ、そして、ぼろぼろになった死がいが沈んでいるのが見えました。
盛岡城跡公園では、また、こちらとは違った紅葉の美しさに感嘆しました。
明治43年に建てられた第九十銀行を保存活用し、「もりおか啄木・賢治青春館」で、早世した二人の軌跡を読みました。
じっくりと、ひとつひとつの展示を見る時間がなかったのがとても残念でした。
全国女性会館協議会の全国大会のテーマは「行動する女性関連施設~地域を拓く~」。
基調講演は、堂本暁子前千葉県知事の講演「男女共同参画社会基本法10年と女性関連施設の役割」でした。
98年に参議院議員としてDV防止法制定に尽力されていたころと、千葉県知事になられて2年目ごろの2回、私は講演を聴く機会がありましたが、今回は、ご自身がTBSのジャーナリストから参議院議員、そして県知事という道のりと、男女共同参画社会基本法成立まで関わられた本人のふりかえり、そして、女性センター・男女共同参画センターで働く者へのエールで満ちていました。
私は3月末に女性センター・トレピエの所長職は辞し、いまは利用者としてトレピエやイーブン、ウエーブ、ドーンセンターにたまに伺い、また、今回の青森のように、講師として他市のセンターに招かれるくらいで、「現場」は離れましたが、それでも、堂本暁子さんのお話は、男女共同参画社会の実現に向けて、どう取り組まれてきて、これからどう進めるかにたくさんの示唆があるものでした。