2024年3月16日(土)、尼崎市でアスベスト環境曝露(ばくろ)関する疫学調査論文が公開されたことから、担当された専門家よる解説の機会をとこのセミナーが開催されました。
「アスベストセミナー
アスベスト環境ばく露と健康への影響について」
●「尼崎市におけるアスベストの健康への影響に関する疫学研究」
兵庫医科大学医学部公衆衛生学講座主任教授 島正之先生
●「旧アスベスト工場周辺住民における中皮腫リスク評価研究の新しい知見」
大阪市健康局医務監(兼)こころの健康センター所長/大阪大学大学院医学系研究科環境医学招へい教授 喜多村祐里先生
「調査研究にあたっての背景や苦労話について」
大阪大学大学院医学系研究科環境医学教授 祖父江友孝先生
のお三方ができるかぎりのわかりやすい言葉で説明されました。
開催主旨として、市の疾病対策課では、「アスベスト環境ばく露と健康への影響についての説明を行い、アスベストを身近な問題として理解していただくためのセミナー」と書いておられました。
ていねいなレジュメが配布されたので、一度と言わず、読み返して質問をしたいと思いました。
▶︎医療関係者、行政関係者(稲村和美前市長も参加しておられました)、当事者やそのご家族、支援団体関係者が参加者の大半と見受けられました。
主催者が意図した「身近な問題として理解」したいと思う市民がおられたのかどうか。
アンケートにも参加の動機を記述する項目がなく、私が目で数えたので不正確ですが140人くらいの参加者に、このセミナーを機会に理解を深めようと言う方は参加するようなものではなかったと感じました。
●開会時、吹野副市長が挨拶し、松本市長のメッセージが代読されました。
新型コロナウイルスに感染し療養中と市長ご自身の言葉で不在の理由をメッセージに入れておられました。