きもの

藍の着物をうつくしく、たおやかに着こなした、すてきな女性に出会いました。

着物の思い出。

20歳代、商社に勤めながら、日本ーインドネシアの友好団体のメンバーとして、留学生の応援などをしていました。

1983年、大阪港で、アジア初の国際帆船イベントとして「大阪世界帆船まつり」が開催されました。大阪市のサイトにその内容が記録されています。

http://www.city.osaka.lg.jp/port/page/0000002576.html

集まった10隻の中に、インドネシアの帆船「デワルチ」があり、その船上で行われるパーティの招待状が、インドネシア総領事館から届きました。

衣服は着物でとの指示もあり、母と相談して、波の模様の帯を選び、水色の訪問着で乗船しました。

私は当時、26歳。

どれほどの乗組員の青年たちといっしょに写真に写ったことか。

その翌日は、NHKの海外向けラジオ番組の取材の通訳を手伝い、船長と話し、お茶とお菓子をいただいたことも記憶にあります。

デワルチとは海の神の名前でした。


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