シティスポーツクラブWOODYが2023年3月31日を持って廃止

2022年12月6日、公益財団法人尼崎市スポーツ振興事業団が運営する施設の一つ、シティスポーツクラブWOODYが年度末(2023年3月31日)を持って廃止する、という通知が届き、同時に市議会各会派幹事長にも説明がありました。

利用者の方々へはアンケートが実施され、値上げしても存続をという声もあったとのことですが、財団の理事会で廃止が決定がされました。

昭和63年・1988年に設立したウッディの近く、武庫之荘駅近隣には、ここ数年で多様なスタイルのスポーツクラブ(ティップネス、ホリデイ、カーブス、ジョイフィット、エニタイムフィットネス)増えたことも、利用減少の一因です。

なお、スポーツクラブWOODYの廃止であり、スポーツ振興事業団の他の事業(記念講演運動場、体育館、地区体育館の事業、施設管理運営)には変更ありません。
理事長名で評議員に通知された文書を一部転記します。

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シティスポーツクラブ尼崎の廃止について(報告)

先般開催の理事会におきまして、評議員会でいただいたご意見も踏まえ、協議した結果、誠に遺憾ではありますが、今年度末をもってシティスポーツクラブ尼崎を廃止することといたしましたので、ご報告いたします。

なお、理事会での主なご意見は、次のとおりでございます。

また、今後につきましては、現行の各種事業を始め、新たな事業の検討など、職員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも、ご指導・ご鞭達のほどよろしくお願い申し上げます。 

【理事会での意見】
* 廃止は苦渋の決断と感じている。
* 市議会からも市が事業団に対し、指導しなくてはいけないという声があることも聴いているので、やむを得ない。
* ウッディだけではなく、どこも厳しい状況であるなか、収支が成り立たない状況では、廃止はやむを得ない。
* 事業団の基本戦路として施設設備の強化とあるが、運営が困難であれば仕方がない。
* 数字だけで評価されるとつらい部分はある。
* 公益財団法人の事業であり、公益目的事業であるのに、公園使用料や固定資産税や都市計画税の減免がうけられないことが疑問である。
* 公益法人制度上で公益目的事業として認定されているのに、尼崎市においては、収益事業扱いとなるのはなぜか。
* 市の派遣職員としての立場から尼崎市へ支援を働きかけることはできないのか。
* 会員に対し、他施設等への輪症などはないのか。
* 職員やインストラクターの処遇についてはどうするのか。
* 閉館までの間、利用者が最後まで満足して利用できるようにしてほしい。
また、職員のモチベーションが下がると、接客への影響が無念されるため、職員へのケアも怠らずに行ってほしい。

以上転記終わり

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武庫之荘駅から約300m。

大井戸公園にも隣接した絶好の場所であるスポーツクラブは、昭和後半から平成には非常にニーズがあったが、競合施設の林立やコロナ禍により、努力したにもかかわらず、ウッディの経営状態は悪化したことは、評議員就任前から、理解はしていましたが、廃止となることが決定された今、利用者や特にシニア世代の健康維持に果たしていた役割を、市としてはどうするかが、今後の課題だと考えます。

公益財団法人尼崎市スポーツ振興事業団サイト
https://www.aspf.or.jp/
シティスポーツクラブWOODYサイト
https://www.aspf.or.jp/woody/


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