尼崎市議会「緑のかけはし」から稲村和美市長に、尼崎市予算に対する要望書を提出

20161130-01

尼崎市議会「緑のかけはし」から稲村和美市長に、尼崎市予算に対する要望書を提出しました。
全文は下記のとおりです。

20161130-02

2016(平成28)年 11 月 28 日

尼崎市長 稲村 和美 様

尼崎市議会 緑のかけはし
幹事長 酒井 一

平成29(2017)年度尼崎市予算に対する要望書

平成29(2017)年度予算に以下の事項を盛り込まれるよう、会派を代表し申し入れます。

1.  防災施策における男女共同参画の視点を徹底するために、復興局男女共同参画班のような、専門担当係を配置すること。

2.  信頼関係を構築しながら、継続した支援を行っている気仙沼市を国内友好都市として、交流を深める事業を実施されたい。尼崎市から気仙沼市に復興支援のために派遣された全市職員の活動や実績を広く、市民に周知する機会を持たれたい。

3.  非正規職員の平均人件費が、正規職員との比較においてかなり低い水準にある状況など、現状の差別的人事制度の課題を検証し、賃金及び人事制度全般の抜本的見直しに着手されたい。

4.  外郭団体等の経営合理化に向け、整理統合等に係る今後の計画を明確に示されたい。

5.  尼崎城の将来にわたる維持・管理コスト等を明確に示し、城の運営・用途等に関しては、幅広く市民からの意見を聴きながら進められたい。

6.  男女共同参画施策を講じる必要性、その背景や課題を理解するため、男女共同参画に関する職員研修を充実させること及び、外部の専門家を招き、徹底した男女共同参画の視点を学ぶ機会を作られたい。

7.  第3次男女共同参画計画の策定を機に、全戸配布の男女共同参画リーフレットの発行や、市報における特集号を設けられたい。

8.  がん検診に、集団での前立腺がん検診(PSA検査)を新たに追加することを検討されたい。

9.  今年度終了予定の、生活困窮者自立支援等における兵庫県弁護士会所属弁護士によるボランティアでの市民相談について、来年度以降も引き続き無料相談活動を実施、拡充できるよう、弁護士への報酬支給等を検討されたい。

10. たばこ対策基本方針を検証すること及び、駅前周辺の受動喫煙とポイ捨て防止のため、喫煙禁止エリアを設けられたい。

11. 子どもの貧困救済とひとり親家庭の生活困窮の救済施策を講じるために、市独自の実態調査を行い、その結果をもとに、子どもの貧困対策に関する計画を策定されたい。

12. 市内で準備、開設されている「子ども食堂」について助成、補助等を行われたい。その際、校区限定などではなく、自由に参加できる仕組みづくりを検討されたい。

13. 父子手帳を発行されたい。母子手帳の改訂と合わせ、同じ内容と装丁で、父親対象のものを新たに作られたい。

14. 子育て支援策として、早急に児童ホームとして利用できるスペースを確保し、民営児童ホームの育成事業を実施されたい。

15. ベイコム体育館のメインアリーナ観客席シート張替え、格技室の空調設置工事をされたい。

16. 武庫川河川敷のベンチ増設、遊戯具の塗替え、階段手すりを設置されたい。

17. 「宅幼老所」について研究等を行い、制度としての確立を図られたい。

18. 障がい者への虐待防止・差別解消に関する専門的な対応・相談窓口(センター)を設置されたい。

19. 県との共同事業である小規模多数利用建築物耐震診断補助を追加されたい。またこれにより、旧耐震基準の医療法人、社会福祉法人施設等の耐震診断を促進されたい。

20. 公民館が、市民の交流や生涯学習の場として質の高いサービスが提供できるよう、効果的な運営方法等に向けた検討を行われたい。

21. 幼稚園・保育所での実費徴収の実態を把握し、適切な実費徴収となるようチェック体制を構築するとともに、当該実費負担の保護者負担軽減が図られるよう、さらに努力されたい。

22. 朝鮮学校の修学補助金を早急に14万円に引き上げられたい。

23. 選挙管理委員会、公平委員会、農業委員会の委員の報酬体系を、日額報酬制に見直されたい。
以上


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