10時30分から市議会17回定例会が始まりました。
まず、稲村市長による施政方針が読み上げられました。
- 昨年3月11日に発生した東日本大震災によって、市内各地に広がった被災地支援の動きを大変心強く感じた、改めて、家族や地域のつながりを育んでいくことの大切さや、様々な災害への備えを強化していくことの必要性を痛感した
- 尼崎市は長年にわたり改革を続けてきたが、改めて、わがまちの持つ可能性と、私たちの勇気ある挑戦によって、成熟社会にふさわしいまち、尼崎をつくり上げていきたい
- 情報を広く共有し、議論を尽くして知恵を出し合い、多くの人々が改革の担い手として力を発揮できるよう取り組むことが、市長としての役割であると認識を新たにしている
など、述べられました。
議案の提案理由説明、そして新政会の議員による、条例制定の議案(市内の全公共施設や学校に国旗を掲揚することを義務付けるもの)の提案理由説明に対して、質疑が2会派からされました。
国旗掲揚については法律・学習指導要領で行われており、条例制定をする必要理由がないこと、市民の声や市当局、他の会派との事前の協議などがなく、唐突であること、条例文も、一部は大阪府の条例のままであること、国旗など購入にかかる費用、掲揚する職員の仕事、保管などの問題、条例で4月1日から義務付けすることをいま、すぐに採決するよりも、時間をかけて考える、議論・検討することが必要だと思います。
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全庁的改革改善運動
15時から、全庁的改革改善運動の発表会があり、教育総合センターへかけつけました。
白井前市長のおり、トレピエの所長・市民として審査員を3年務めさせていただいたことから、議員になってからもこの取組はぜひ続けてほしいと思っています。
今回の発表事例では、さまざまなことを考える、そいうう情報や職員の想いが、例年以上にありました。
職員が現場から取り組む改革は、貴重なものです。
そこには、向き合う、サービスをうける市民や、並んで取り組む協働相手の顔が見える、そんな改革改善をこれからも期待します。
発表事例から優れていると思うもの3つをえらんで、感想などを書くアンケートでした。
私は、クリーンセンター、衛生研究所、そして武庫地域振興センターを選び、よかったと思うこと、感想を書いて提出しました。
この本は、尼崎市をはじめ各地の市役所の改革改善の取組が、その当事者の市職員によって記録されています。
白井前市長がどのような想いで、この改革改善運動を応援したかなど、貴重な記録です。
保育士さんたちの「ゴミワケルンジャー」など、とてもなつかしく、また今でもおもしろく読みました。