2022年9月8日に須田が登壇した一般質問について

日を遡りまして、2022年9月8日に須田が登壇した一般質問について。

現時点(9月22日午後5時現在)では、まだ録画配信がされておりません。

まず、傍聴してくださった方からの反響の多かった、質問項目2.市立学校園のトイレの衛生対策等について、質問と答弁の要旨を掲載します。

●小中高等学校にあるトイレの洋式便器率を上げるため、整備を加速することは可能か。また、児童生徒のマナー向上や経費節減に関し、効果がでているのか。

【能島教育次長答弁】
 学校トイレの洋式便器化は、配管類の更新や内装の全面改修など大規模修繕工事を併せて実施してきたため、年1校程度しか整備出来ないことが課題であった。現在はコロナ禍でもあることから衛生的なトイレの整備を少しでも早めるため、既存配管改修が不要な場合は、簡易工法を用いて、費用や工期を圧縮し整備を加速化しており、令和3年度は国庫補助事業の前倒し実施や臨時交付金を活用して中学校7校を整備した。令和4年度も小学校3校、中学校1校の計4校の整備をする予定。
 児童生徒のマナー向上は、トイレの床がドライ化されたこと等により、きれいなトイレを汚さないよう使用するといった意識が子供たちの間で根付きつつある。また、節水型の便器の導入
やセンサー付きLED照明の設置、手洗いの自動水栓化により、無駄な電力や水の消費を抑えることで節電、節水に効果がある。
限られた予算や人員の中ではあるが、児童生徒の快適な教育環境の整備を図るため、学校卜イレの便器の洋式化を、工夫しながらできるだけ早く進めたい。

【高橋教育次長答弁】
 トイレの清掃を含む学校の清掃活動については、学習指導要領に基づく教育活動の一環として、学校ごとに、設備など環境にあわせて行っている。過去、コロナの感染状況を踏まえた分散登校時等において、トイレ清掃を教職員が行っていた時期もあったが、現在は文部科学省から発出された令和4年4月1日付『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」』において、トイレや洗面所は通常の清掃活動の範囲で行い、特別な作業は不要、とされていることからコロナ禍前と同様に、通常の清掃活動を概ね20分程度、児童生徒自身が行っている。
 清掃は、衛生管理マニュアルに基づき、各校において換気に充分に努め、マスクや可能な限り使い捨ての手袋を着用の上で家庭用洗剤を用いて便器や洗面台などを洗浄し、清掃後は石鹸を使用して手洗いを行うなど、教職員による指導のもと、感染予防対策を十分に講じたうえで行っている。

●新型コロナウイルス等感染症の流行時と平常時で、学校園のトイレ清掃についての見解は。

【高橋教育次長答弁】
 トイレの清掃を含む学校の清掃活動は、学習指導要領に基づき、当番活動等の役割と働くことの意義の理解を深めるなど、教育活動の一環として、児童生徒が行うこととしている。現在、文部科学省の衛生管理マニュアルに基づき、感染症対策を講じながら清掃を行っているが、状況に応じた対応に努める。
●洋式便器への改修を加速してほしい。また、和式便器を残す理由が教育上の理由であるならば、学習用和便器を代用すればよいと考えるがどうか。

【能島教育次長答弁】
 現在、トイレ改修は、基本的に全ての和式便器を洋式便器に改修する方向で進めており、教育上の理由で和式便器を残すことは考えていない。洋式便器化への改修の加速は、今後とも限られた予算や人員の中で、児童生徒の快適な教育環境の整備を図るため、学校トイレの便器の洋式化を、工夫しながらできるだけ早く進める。


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