村野藤吾と尼崎市庁舎など

20120512_01.jpg今日から総合文化センターで「村野藤吾と尼崎市展」が始まるのを、楽しみにしていました。

そして、市報で、2時から講演会「尼崎市庁舎と旧大庄村役場に見る村野藤吾の公共性の表現について」と題し、京都工芸繊維大学 笠原一人教授が講演されることを知り、参加しました。

開会5分前に滑り込み・・なんと満席で、急きょ椅子を追加されました。

20120512_02.jpgつまり参加者は、7階の会議室にぎっしりで、120人くらいでした。

女性は2割くらいだったでしょうか。

尼崎市庁舎・議会棟を設計した村野藤吾さんのことを、専門家の解説付きで聴くと、この市役所や議会棟もなおさら愛着がわきます。

斬新な建築、調度品、議場のペンダントライトそうだったのかと思うことがたくさんありました。

建築について、まったく予備知識のない私でも、楽しめて、あっというまの90分でした。

5階4階の、「村野藤吾と尼崎展」では設計図や写真、当時のメディアに取り上げられた情報などもみることができました。

もっとも印象に残ったのは、4階で小さな画面で流されていた、無声のモノクロの映像です。

30分間で、掘削や骨組など庁舎ができあがるまで、そして、新しい調度品やそれまでの書類の山が搬入される様子、また、新しい部屋で作業をしている市職員の姿、できあがった庁舎に買い物かごを持って市民がやってきて中を見ている様子など。

とても貴重な記録だと思いました。

できれば、字幕を付けて、かかった年月、これは中館2階であるとか、何年何月から搬入が始まった、執務開始はいついつというような解説がこの映像につけられていれば、もっと価値があると思いました。

20120512_03.jpgこの展覧会は6月3日まで。無料です。

みなさんに、特に若い世代の市職員にはぜひ観てほしいと思いました。


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