2022年1月の市政のできごとでよいできごと

文科省による2018年、平成30年度学校給食実施状況等調査では、国公私立中学校で学校給食を実施しているのは、89.9%でした。

1月12日から中学校給食が開始されました。

12月4日に竣工式について投稿していますが、スタートの様子は成良中学で取材された新聞報道やテレビニュースでで確認できました。

▶ごはん(尼崎産のお米)、鶏肉のゆず香焼き、尼崎産の小松菜のおひたし、牛肉のしぐれ煮、さつまポテト…「尼の生醤油」が使われています(読みは「なましょうゆ」です)。

神戸新聞のウェブ版の写真をお借りしましたが、まあ、おいしそうなこと!祝の字入りのなるともすてき

▶各紙は中学生の声を掲載しておられます。

●「温かい料理はおいしい」「いつも弁当を作ってくれる母親の負担も減ってよかった」「尼崎産のお米がもちっとしておいしかった、栄養バランスも考えられている」(神戸新聞から)
●「栄養バランスが良く健康にいい。弁当を作ってくれていた親が高校にも導入してほしいと話していた」「温かいご飯はおいしい、もうちょっと量があってもよかった」(朝日新聞から)
●「小学校以来の給食、温かくておいしい」(毎日新聞から)
●「温かくておいしかった。毎日の献立が楽しみ」(読売新聞から)

各紙の記者さんがうまく中学生の声を引き出しておられるし、先入観なくきちんと伝えておられるのだなあと思いました。

文教委員としても、議論し、議決してきても、現場を見ることは控えねばならない現状は残念でありますが、報道の力で初日の様子を知ることができてなによりです。

そして大量に調理しても「温かい」が何よりです。

▶私は平成16年(2004年)に尼崎市女性センターで働き始めたとき、これだけの大きな町、労働者のまちというのに、なぜ中学校の給食がないのか、2カ月しか利用できない市民プールは7つもあるのに思ってしまったことを覚えています。
(2005年に転入し、2009年に議員となりました)

もちろん、近くに安全で安価のプールがあることを否定したものではありません。

その前に住んでいた三田市では中学校給食があったので、驚いたわけです。

そして、アレルギー対策のために、また、お子様の健康や好みを考えて親御さんが作るお弁当を否定してきたわけでもありません。

スタートした中学校給食については、ほんとうによかった、と思っております。


(画像は13日に報道された新聞の一部、12月4日の給食センター竣工式)

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<参考までに>

中学校給食までの近年の議会などでの議論を調べ、市教委の答弁をみました(一部のみを議事録から引用)。

▶平成18年(2006年)市教育委員会)
答弁では「家庭からの手作り弁当の持参を推進している、中学校で実施する考えはない」
「母親と子供と親子のつながりについては大事だろうと。そういう意味ではお弁当をつくって・・」

▶平成19年(2007年)
「家庭の弁当に親の愛情を感じ・・・しかしながら家庭からの円筒持参が困難な家庭もありますことから、昼食を改善するために具体的な実施方法について検討している・・」

▶平成23年
「中学校の完全給食の実施については、限られた財源の中困難と考えおります。中学生の食生活を改善するため、学校現場の負担を避け、事業費を考慮しながら、中学校弁当の内容をニーズに合ったものにしていく・・」

▶平成25年(2013年)
総合計画キャラバンにおいて、市長・教育長が「学びやすい学校の環境づくり」について、生徒、保護者、市民と、「学校の空調整備」「中学校給食導入」について意見交換を全6行政区で行い、まずは空調整備を優先する…となり・・


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