8月30日 年に一度、市議会文教委員会としての管内視察。
昨年度が、中央図書館と教育総合センターを視察したので、今年度は小、中学の現場を見たい、という希望と、9月議会の前に、という日程等を考慮し、議会事務局と教育委員会事務局が、文教委員の意向を汲んで調整をしたものです。
9時に議会をマイクロバスで出て、小田中学校。
若草中学と小田北中学の統合により、小田中学校としてスタートしましたが、2年間の仮設校舎の後、今年度四月にほぼ新築の校舎で授業が始まっています。
吹き抜けの明るい校舎、エレベータ、屋上庭園、ソーラーパネル、体育館(ここはエアコンなしでした)、屋上プール、音楽室や美術室など、施設を視察させていただきました。
ここでは、授業の邪魔はしたくないので教室には入っていませんが、廊下でであう生徒たちは、みんな、元気に挨拶をしてくださいました。
トイレや生徒・職員の更衣室については、男女別という旧来のままでしたが、LGBT等への配慮の取り組みが、新校舎で、まだ設えられていないことを、残念に思いました。
続いて、名和小学校では、4年生の道徳の授業を参観させてもらいました。
32人の児童の皆さん、教科書の文章を先生が読み、登場人物についてわかること、言動、それはなぜか?など、国語の授業のように進んでいきましたが、事前に先生がつくられた授業案を見比べながら、授業を参観し、また、挙手して答える児童の皆さんは、よく読み取っているものだと思いました。
私見ですが、この「温かい言葉」、非常に価値観がわかれる素材ではないかと思いもしましたし、じゅうぶん大人である私は、ついつい書いていないことーその背景や出てこない人物などを考えてしまって、みなさんのように素直に発言できないなあと。
わかる人、と問われて、手を挙げる、先生が名前を呼ぶ、起立して答える・・先生の受け止めの言葉、グループ・となりどうしでの共有、最後にワークシートを書く・・これだけの人数で、ましてや私たち議員と校長先生や教育委員会の職員が10人ほど後ろに座って(子どもさん用の木の四角い椅子でした)見ているわけですから、先生も児童のみなさんも、普段通りではないと思いますが、しっかりしているなあ、先生も、まんべんなくあてておられるなあと、思いました。
授業を見せていただき、前もって読んでおいた<「特別の教科 道徳」の全面実施に向けて(報告)>を、もう一度読み直して、この授業について、再考したいと思います。
評価のしかた(点数ではなく文章での評価がされます)について、しっかり考察するのも、これからの、私の宿題だと思っています。