2023年6月7日(水)、第2回尼崎市議会議員政治倫理審査会が14時00分から第1委員会室で開催されました。
この審査会は、尼崎市議会議員政治倫理条例の規定に基づき、議員の調査を求める請求が署名を添えて市民から議長あてに提出され、規定の署名数(選挙人名簿登録者数の150分の1以上)に達していたので、2023年3月15日の会派代表者会において了承を得た上で、条例の規定に基づき、尼崎市議会議員政治倫理審査会が設置されたものです。
調査を求める議員は、光本圭佑議員
(現在無所属ですが、初当選の2013年から日本維新の会に所属、2022年この事案が発覚したのち除名されています。)
下記の条例第3条第1項第4号及び第5号に違反したとして調査請求が市民から提出されたものです。
(政治倫理基準の遵守等)
第3条 議員は、次に掲げる政治倫理基準を遵守しなければならない。
(1)~(3) 略
(4) 公費から支弁された金品の使用に当たっては、その目的に従って、常に適正に行うこと。
(5) 市民全体の代表者として、その品位と名誉を損なう一切の行為を慎み、その職務に関し不正の疑惑をもたれるおそれのある行為をしないこと。
今日は、政治倫理基準違反である行為について、本人に事実確認をし、事情、考えなどを委員が質問しました。(内容は別に投稿)
委員は5人、元検事、元神戸市会議会事務局長等です。審査会には、本人(代理人の弁護士は不同行)、維新の会の議員、現在は無所属で当時維新の会の会計責任者であった議員が出席。
傍聴席は議員と市民でぎゅうぎゅう詰めで、マスコミ各社も10名以上おられました。
光本議員に対して、議会は昨年6月、辞職勧告を決議し、原因究明や再発防止策を検討する特別委員会を設置し、市議会事務局も8月には、有印私文書偽造・同行使などの疑いで刑事告発し、告発状を受理した県警が捜査しています。
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追記
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2023年5月12日に開催された尼崎市議会議員政治倫理審査会 第一回の議事録が尼崎市議会サイトに掲載されました。
市議会議員政治倫理審査会第一回では、会長などの互選、事件の経緯等を委員から、議会事務局と維新の会の議員に質問がされています。
尼崎市議会議員政治倫理審査会 第一回 議事録(PDFデータ)>>