5日に観劇した近松賞受賞作品「蛍の光」をふたたび、観劇しました。
もちろん、市と県の共催事業への応援の気持ちからもありますが、ダブルキャストであるので、別の女性が演じる、主人公の幼なじみで、傷がいを持つ子どもを育てているという若い母親ともう一度出会いたかったからでもあります。
2度目だからか、役者さんが違うからか、今回は、この幼なじみをあざむきつつも、頼るこの女性、子育てに苦悩しながらもそれを感じないように自らも欺くかのように生きているのかもしれないと、私にはしっかりと伝わってきました。
昼に観るのと、夜に観るのとも、少し違うかもしれません。
観劇後、すぐ他の活動をする昼と、考えながら眠りに就く夜と。
脚本家角ひろみと、言葉を交わすことができましたが、このように、帰ってじっくりと考えて思ったことは当然伝えることはできず、今思えば残念でした。
角ひろみさんのブログを読むと
「さあ近松賞がくれたごほうびは終わった。
さあ私、ここからどう生きるかが問われるところ。
とにかく地に足つけて、次の作品を書こうと思います」
と書かれていて、とても好感がもてました。
2011.06.07